いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

2020/06/05 no26

 パステルで絵を描き始める。今日で3日目。描きごこちも良くて楽しい。体に合う画材を見つけること。だからどんどん試してみるのが大事だと思う。体は何が心地よいかを知ってる。なにがあってるのかも知ってる。だからどんどん試してあげる、体験させてあげる。体験が何より大事で、そうじゃないと知恵もつかない。浅く広くなんでもやる。時に深く潜り込む。

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 先週オーセンティックムーブメントの時間で居心地の悪さを感じた。それは自分のペースを守れなかったからで、相手に合わせてしまったこと。その時になんて言えばよかっただろう。踊る順番は挙手制で、自分が踊りたい時に踊りたいが、誰も手を上げないと沈黙の時間が続く。だから居心地が悪くなって「じゃあ僕がやります」ってやりたくもないのにやり始める。それもひとつの踊る要素にはなる。腹立たしい感覚だったり、モヤモヤした感覚だったりからも動きが生まれる。だけどそれはそれとして、その瞬間どうしたかったのかがやっぱり大切で「僕あとがいいんですけど、先やりませんか?」って声を出してみることだったのかもしれない。なんとなく居心地悪いから自分がやってしまえばいいってどうも自分を投げやりに扱っているように感じる。そうじゃなくて「僕はあとがいいんだけど先どうですか?」と聞いてみる。その上で相手が後がいいというなら折れてもよかったりする。多分そこまでやって初めて「じゃあ先に踊りますよ」って素直に言えるのだと思う。大事なのは素直に言えることで、いやいやとか投げやりじゃなく、納得できる状態に自分をしてあげる。自分を喜ばせる、心地よくする、どうしたいのか親身に自分で聞いてあげること。

 とはいえ踊っている最中は、没頭できていて好きな時間。没頭する、没入する。何をしていてもそこに至れるかどうかが大切なことのように思える。意識とか思考とか体とか感覚とかがを総動員してその場でその瞬間存在し続ける。そういう時間を作ること。

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 パステルで絵を描き始めて感覚が変わってきたように思う。これまでの絵の好みとは違うものを見たくなって本屋さんに行く。モネの画集を手に取ったらめちゃめちゃよくてそのまま買って帰った。多分晩年頃の作品だと思うのだけど、体の動きが感じられて、風景を描いているように思うのだが、体の感覚が描かれてるような感触で感動していた。何かを上手くなりたいって思うことはあまりないのかもしれない。それよりも時間に溶けて行く感じ。瞬間に混じって、交錯して行く感じ。「モネって絵が上手い人」ってずっと思っていた。綺麗な絵を描く人って思っていたが、それだけじゃなかった。サイ・トゥオンブリーみたいな絵が好きで、それはとにかく自分を自由にさせてあげることが出来たからで、だけど根底にあったのは自分は絵が下手だから絵が上手いものはあまり見なくていいし、そういうふうに描けないし、だったら自由にしてくれる絵を見たいってそんな感じ。だけど、モネの絵は純粋に好きって思えて、それは多分ずっと前からいい絵だなって思ってたけど、そんなふうに思っちゃいけないってどこかで蓋をしていたのかもしれない。モネも蠍座だった。蠍座探ししてるわけじゃないが、そういうつながりみたいなものに意味を見出す人間だったりする。その流れでシスレー調べてたら誕生日二日違い。なんかこの辺りの画家もしかしたらむっちゃ重要なのかも。ちなみにフランシス・ベーコンとは誕生日一緒。

 昨日は即興芝居のワーク。ワタリーショップ。もう10回目くらいかな。部活みたいでいい。演劇部ってなかったけど、ここにきて演劇部に入って定期的に稽古してる感じ。いいシーンを作りたいって思う。そのためにやっているのだろうが、じゃあいいシーンてなんだろうっていうのは千差万別で、これが絶対的だっていうものもないように思う。映画とかもそうなんだろうし、その瞬間の連続で、一瞬で、そのほんの一瞬をどれだけ濃厚にするかというか、自分がそこにいれるか、自分を通過させるか。通過させるというのがどうやら大切っぽく、自我的な、作為的な何かというよりは、現れる、表出する状態に嘘偽りなくい続けることなのかもしれない。まだまだ始めたばかりだけれども、多分分かっているし、知っている。だから気づけるようになる、多くのことを感じ、扱えるようになるみたいなことがしたい。

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 モネが良すぎたので、モネってマヨネーズで書いて満足した。そういえばチームを作りたくなる感じが時折やってくる。もしかしたら羨ましいのかもしれないなー。何かに向かって一緒にやっていくみたいな。ガチガチのものじゃなく、緩やかに交じり合うチームみたいなものが作りたいのかもしれない。演劇とかでやってみれたら面白そうだなって思ったりする。