いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

散歩のみちのりと無理しない演劇したこと

 なんかすごく日々ことばがあって書ける感じなので今日も書き始めている。朝起きて、散歩しようかなと思って天気を見ようとパソコンを開いた。開いたついでにプロ野球ニュースを見る。なんでか結果だけ見る。わりかし巨人と日ハムが気になっている。そんなこんなしていると画面の前に30分ほど釘付けになっていて、このままだと1日が終わると焦ってきたのでパソコンを閉じようとするが、この時点で天気予報見ていない。僕は天気予報を見ようと思ってパソコンを開いたのに、プロ野球の結果を見ている。今日は曇りみたいです。

 雨の降っていない朝が久々な気がした。少し肌寒かった。空気が軽くなってきたような気がする。呼吸が昨日よりはしやすい気がした。ひとまずローソンに行ってダブルエスプレッソラテのホットとなにかパンでも買おうかなと思って財布に500円入ってたのでそれとデジカメ持って歩き出す。いつもの畑コースを通ってローソンに向かう。老夫婦が前から歩いてくる。とても険悪である。奥様らしき方が不機嫌で、旦那らしき人がそれをなだめている。不機嫌をもらわないように俯瞰することにした。とても面白い光景のように思えた。失礼かもしれない。路地裏を抜けてもうここを曲がればローソンだってところで、パンはセブンイレブンで買いたい気がしてきて、ルートを変更する。セブンイレブンでパンを買って、ローソンでダブルエスプレッソラテを買うことにする。セブンイレブンに向かって歩き出したのだが、踏切を越えたあたりで「はて、いまセブンイレブンのパン食いたいだろうか?全部ローソンでよくね?」ってなり、また路地裏に入り大通りに出る。なんだかティラミスが食べたい気がしてくる。結局、もちもち食感のロールケーキとダブルエスプレッソラテのホットにした。ティラミスはどれだけうろうろしても売り切れてて、湧いて出てくることはありませんでした。

 歩きながら昨日参加してたウンゲツィーファ本橋さんのワークショップについて考えていた。南林間って初めて行ったのだが、話を聞いてみると多国籍な街で、雑多な感じだけど整ってて、面白い街だなーと思った。何よりもお花が多い気がした。庭の花が豊かな感じがしたのと、道端の花もよい塩梅で放置されてる感じでその両方があって面白かった。道も京都みたいな感じらしく、確かに面白い作りだなーと思いながらちょっとだけ散歩した。また散歩の話をしているが、なんか素直に演劇が好きだなと思えたのがすごく嬉しかった。演劇をそんなに見たことがないし、やったことあるのは即興の演劇だけで、なんか少し自信がないみたいな感覚もあったのかもしれないが、演劇ってどんなひともものも許容する器がある感じがして、どれもこれも演劇になるわけで、演劇がっていうよりはやっぱり場を作ってる本橋さんの許容する幅がとても広い感じがした。「人の話を聞くことが得意じゃない」的なことを言っていて、だけど一人一人が話すエピソードについて、的確に感覚を伴った言葉を発しているように思えて、そういう言語のあり方も居心地が良かった。うまいカレー食べた後に「人の話ってねむくなるものですから」って言ってて、とても楽になって、だけど全然眠くならないくらい興味深かった。最終的に参加している人たちとエピソードからシーンを抽出して一緒に演劇を作るみたいなことをして、一緒に作れてる感覚がとても嬉しく面白く、もっと今日の参加してる人たちと作りたいなーと思えるような時間で、タイトルは「無理しない演劇のワークショップ」で本当に終始ムリのない状態で居れたのがとてもよかった。昨日美術館に弾丸で行ってきたこともあり、程よく疲れてたのでボーッとできたので良かった気がする。帰り際に図鑑houseの家主さんにキンカンもらったのだが酸っぱくて目がさめた。果物食べると元気でる。そこに生ってるものだと余計なのかも。すっぺぇとは言ったが体は元気になった気がする。

 ずっと内側にあるものをどんな形であるにせよ作ろうと思っていて、演劇だとそれは形に残らないもので、だから評価のしようがなく、絵みたいに作った形跡が残るわけでもなく、だからなんだか不安だったのかもしれない。だけど素直な状態で、自分の見えている、聞こえている、感じている、思ったことなどなど、今あるものをそのままに伝えられたら聞いてくれる人はイメージを持って聞いてくれるし、一緒にイメージの中に入るというか、人と人の間に生まれた隙間みたいな、イメージみたいな、余白みたいなところを共有しながら過ごすことがムリなくできることが知れて嬉しかった。頑張ろうとしなくてもイメージは自然に立ち上がるし、それはその人の内部を意識の流れを一緒に体験するような時間で、それはやっぱり面白いし、僕はやっぱり抽象的な人間なのかも知れないと思いながら、とはいえかなり具象してる感じもして、抽象とか具象とかいうとまたわけわからなくなるし、言いたいこととは離れてしまうけど、人と人の間に生まれるイメージで一緒に遊べると相手の中にも自然と物語が生まれて、そういう演劇の時間はすごく日常的で、だから好きだと言ってるのかも。

 散歩帰ってきてmiiさんにロールケーキをあげる。すごく喜んでいる。なんだろうこの人はこじれた承認欲求のようなものがまるでない。目の前にいつの日も演劇状態の人間がいて「ああ、結局この人が最強だわ」と思ったのでした。乾きやすいものだけ洗濯すんべ。昨日の帰り道の空。