いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

2020/04/25 no4

 朝起きて坂口恭平musicを流し始める。昨日、ウンゲツィーファの本橋さんのTwitterライブ観てて「朝坂口さんの音楽聴くと元気でる」みたいなことを言っててやってみた。この言葉は完全に記憶していないので全て都合よく変換してると思うけど確かに元気でる。本当にただ歌ってる感じで、環境音みたいで、なんか邪魔される感じもしなくて心地よい。


坂口恭平一家ライブ150809三月の水(日本語訳坂口恭平)

 この曲すき。あと頭上も。このPVがめちゃめちゃ好き。


頭上 坂口恭平

 なんとなく退屈と感じて家の中をウロウロする。ウロウロして何か見つかるわけでもなく、また座椅子に座り込んで、眠くなって寝る。その前に買い物に行った。混む前に食料の買い出しにと思ったらすでに並んでた。先日もやし2キロもらって、まだ食べ切れていないから、麺類と一緒に食べようと思って買った。うどん、ラーメン、焼きそば。そんなわけであんかけ焼きそばを晩御飯に作った。美味しかった。朝は、買い物行ったら疲れちゃって、そのまま昼くらいまで寝てた。起きてから珈琲淹れて絵を描いたりした。毎日描いている。なんでだろう。理由をつけようと思えばこじつけられるのかもしれないが、なんかただの習慣みたいなもので、毎日やってる。特に外側で何か起こっていても、とりあえず絵を描いてる。その時間もすぐに終わっちゃうからまた退屈する。

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 ふと自分って無個性で、面白みのない人間だなーと思ったりした。普通のこと言ったり、しようとしたりする。頑張ろうとしたりする。そういうことが無個性で、頑張ってる風で、個性を自分で亡くしてるように思えた。個性って必要なのだろうか。追い求めるものなのだろうか。溶けててもいいなって思ったりする。なんでか「揚げ玉金ちゃん」ってキャラクターで遊ぶ。股間に手を当てて、閉じる開くみたいな動作を繰り返す。マイケルジャクソンみたいな感じのようで、笑ってもらった。なんの話しだ。そんなこんなしてるとyoutubeのおすすめにセーラームーンが出てくる。ここでふと小学1年だか2年だかの時に見たかったのに、セーラムーンを見なかったことを思い出す。実際には見ていた気もする。だけど見ないふりというか、手を両手で覆って、隙間から覗き込んでるみたいな感じでちゃんと見れなかった。男の子たちの「セーラームーン見てるやつダサいよね」風習が僕の顔に両手を覆わせた。だけど僕より3つ上の誕生日が一緒のジュンちゃん、本名ジュンジくんは堂々とセーラームーンを楽しんでいた。それが羨ましいと思いながら、僕は友達の「セーラームーン見てるやつダサいよね」という風習と笑い者にされるのが嫌で見れなかったのだ。

 それでセーラームーンを見ながらたぬきうどんを食べた。セーラームーンを見たかったという子供の頃からの夢がようやく叶ったのだが、案外興奮するでも、喜びが溢れかえるでもなく、ただ月野うさぎちゃんのテンションに翻弄されている自分がいる。2話見た。満足したような、もう少し見ようか悩むような。

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 そんなこんなしてると頼んでいたウンゲツィーファの脚本集が届く。観に行った「さなぎ」の方を頼んだ。坂口さんと本橋さんの文面のやりとりや、演出メモも面白い。ちょっとセリフを口に出してみる。噛み噛みである。滑舌がよくないのか、喋ることに慣れてないのか、よく噛む。日常会話でも噛む。あんまり会話しないで過ごして来たからなのかもしれない。実家に帰っても、ご飯食べてテレビちょっと見て飽きたらすぐ部屋に篭る。会話はちょっとするかしないか。今の方がまだ喋るようにはなったかもしれない。中学校の卒業文集に「明るくてテンション高い」って書かれてたのは本当なのだろうか。信じがたいのだが、確かに中学校って楽しかった。高校に進んで奴隷のような生活になり、完全に僕は死んだように思う。十数年経ってようやく息を吹き返してきた。

 年齢を重ねるごとにどんどん幼児化していく。そんなはずじゃなかったように思うが、もう少し大人になれば自然と理性とか知性みたいなものが自然と身について、自分のコントロールみたいなことが出来るようになったり、感じてることや思ってることをうまく口に出せるようになるのだとばかり思っていたがそうでもないらしい。ただ前よりはマシになった気もするが、相変わらず人を見て喋ったり喋らなかったりする。そんなだけど最近芝居をやってみたいと思ってる。オンラインでワークを受けるのは、自分にとっていい距離感なのかもしれない。芝居といっても「ロミオー!」みたいに演じたいわけでもなく、もっと生な感じを体験したいというか、そういうのが素直に現れるとどうなんだろう、気持ち良いのだろうか、知ってみたいって感じかも。

 ウンゲ演出メモの中に「行動展示」っていう言葉があって「あ、これなんだ」って思った。自分のやりたいこと、やってることって行動展示みたいなもので、動物園なのかもしれない。そういうことを考えると、自分って面白みのある人間なのか総じて謎なのであり、そんなことして誰が楽しめるのかとも思うのだが、そうじゃなくて、ただ動物のまま、もっと言えば野生のままでいたいってことなのかもしれないのだ。

ungeziefer.site

 なんか青年くらいにとどまっていたいが、幼児になってるなー。幼児の絵とか好きだし。リアル赤ちゃん返り。