いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

2022/11/29

 曇りがちだったのだけど風が強かったので薄手のものなら洗濯したら乾くかもと思い洗濯した。予想通りわりかし乾いた。風による自然乾燥機。にしても風が強いので、すりガラスの家はガタガタと揺れる。窓に打ち付けるくらい雨が降って来たので雨戸を閉める。風が強い日ってわりかし眠れないことが多い。窓の音なのか、風によるなんかその空気の変化なのかそういうのであまり眠れないまま朝を迎えるのだが、今日は果たしてどうだろう。

 うまく言葉が出てこないということは常日頃あったりして、そういう時に限ってなにか言いたげだったりする。何か言葉にならないそういう感覚をいつまでも放置しておくと、腐敗していく。だけど発酵させる程度にそこに慣らしておくということも必要だったりして、その塩梅みたいなものはあるのだと思う。言葉がないということはその日常的な会話に対する言葉がなかったり、社会的に必要な言葉がなかったりすることで、もともとそんなものはないのだが、そういうものにどうしても合わせようとか、追いつかなくてはみたいな、そういうことを考えてしまったりすることがあるのだと思う。ある意味でいらないのだろうし、関わるかどうかも自分で決めたらいいのだと思う。言語のことだと思う。態度のことだと思う。そういうことを雄弁に語りたいと思いなが、語り始めると遠ざかっていくような感覚になる。それが乖離しているのか、どちらが本当なのかとか、そういうことを判断する暇もないくらいに創作は続くのだと思う。絵やダンスは声がないところに声を生むだろうし、言語を作り出すのだと思うし、それでようやく掃除を始めた。なんとかせねばと思いつづけて、どれほどの時間が流れていったのだろう、となんか聞いたことあるようなないような歌詞みたいなことを呟き出したりするのだけど、ひとまず絵を描いているスペースの下敷きにしていたダンボールや新聞紙やらを引っぺがして、埃を取り除く。掃除機。ゴーーーーーと割と豪快な音がする掃除機を用いて、動かすたびに現れる埃を吸い取る。ひとまず引っぺがしたことに満足しつつ、絵を整理する。ひとまず部屋の中に出ている紙に描いた絵をサイズごとに分けたりする。ダンボールに描いた絵も色々サイズがあってそれをサイズに分ける。絵を描いている紙がなくなってて、買わなくてはと思っていたのだが、いくつか描いてなかった紙や裁断すれば使える紙がわりかし大量に出て来て、なんだか時折ないないと大騒ぎするが、実際の所よくよく自分の持ち物を把握すると大体使えそうなものが出て来たりする。ない時はちゃんとやってくるし、欲しいものが見つかったりする。多分自分のことを全然把握できていないのだと思う。自分というのは内面のことだけではなく、持ち物だってそうなのかもしれない。今何を持っているのか、どこに何があってどのくらいの量を持っているのか、どれくらいの量が自分に取って最適で、心地よいのか。内面の心地よさともイコールなのかもしれないが、なんだかそういうことが置き去りになっていたように思えて、掃除というか身の回りの整理みたいなものはやっぱり必要だなと思う。棚卸し的な感じなのだろうか。兎にも角にもこの家に住み始めてからかなりの量の絵を描いている気がする。だけどなんかまだまだやれるんだろうなと思うし、今はハガキくらいのサイズの紙が出て来たので、それにドローイングしている。なんとなくそんな風に何気なく描いた時って力が抜けてて良かったりする。

 それでひとまず掃除はまだ途中である。ちょっとずつやってみることにしている。今日はキャンパスの絵を袋にしまった。しかしどうにもこうにも埃というものは現れるようでつどつどメンテナンスしてあげるってことがとても大事なんだなと思うが、わりかしそのまま放置してしまうことってあったりして、だけど少しそういうところも丁寧になりたいというか、やっぱりスッキリしている方が心地よいのだと思う。なんというかダンボール引っぺがして埃とったらかなり空気が軽くなった感じする。本当にまだ一部だけなのだけど、それでも随分違う。それにしてもなんというか絵が大量すぎてはて、どうしたらええんやろ〜ともなっている。とにかく毎日描いているので、どんどんどんどん積み重なっていくのだが、本当に世に出ないまま置かれている絵が沢山あるのだが、そういうこともまたすこしいたたまれない気持ちになったりして、どうにかこうにか外に出してあげるというのはなんだかこう、子供を送り出す親のような気持ちなのかもしれず、そう意味で現状の僕は子供を家の中に監禁しているような、なんというか秘密の花園のあの男の子みたいな状況かもしれず、もっと広い世界をみることが絵たちにもそういう権利というか、旅立つことがあってよくて、とにかく今は掃除がしたいのと身体動かしたいのでありまして、なんか眠くなって来たのでアイス食べて寝ようかと思う。

アイス食べようかと思うたらなかった。仕事帰りのmiiさんにアイス食べようかと思うたらなかった(ひとりごと)アイスを食べてねたい(のぞみ)と連絡する。あったはずなのになーと思うたら、昨晩風が強くて眠れなかったらしく夜中に食べっちゃったらしい。待ってろと言われたので、おとなしく待っていることにします。