いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

2020/04/23 no2

 なんだか幼児教育に興味があるっぽい。数年前にワタリウム美術館でやっていたシュタイナーの展示に行った。けど当時幼児教育とかアートとかやっていたわけでも興味があったわけでもなく、ただ気になってなんとなく行ってみたって感じだった。多分4、5年前とかだと思うのだけど。大学行かなくなって、ベンチャー企業で働き始めて、だけど何か自分の味わいたい感覚とは違うように思えて、じゃあ何がしたいのだろうと思った時に、震災が起きて、それをきっかけにいろいろとつながってカンボジアに行くことになって、そこでクロマーというカンボジアの布に興味を持って、それをきっかけにカンボジアに織物の村を作った森本さんに出会って、ああ僕は何か布を使って起業するのかもと思ったら全然違くて、結局また何がしたいんだろうって悩みながら、コーチングとか心理学とか学び始めて、実際にやってみたりしながら、やっぱり何か違うんだよなーと思いながら行き着いたのがどうやら芸術や表現が自分のやりたいことに近しいものだと分かった。

 自分に居場所を、空間を与える時間を毎日絵を描きながら作る。それと興味の赴くままになんでもやる。だから最近はまた即興芝居とか始めてる。オンラインだけどすごく充実して、濃厚な時間を過ごせている。そうそう。幼児教育。自分に受けさせたいんだと思うのです。大学の勉強がしたいじゃなくて、幼児教育。コンタクトインプロって即興のダンスを好きでやってる。これも最近の外出自粛で出来なくなってるんけど、なんか踊ってると赤ちゃんみたいな感覚になる。多分赤ちゃん返りしてる。見える世界が新鮮になる。すごく刺激的に、音が視界が広がって、そこにいる人たちの動きに反応する。真似みたいなものかもしれないけど、だけどなんか違う。人には人の空間があって、世界があって、僕にも僕の空間と世界があって、乱立する世界をお互い楽しむみたいな、そんな風にして、ただただ踊りに没頭する時間が好きだったりする。こんなこと好きだとも思ってなかった。なんか蓋開けてみたら好きだった。やってみたら好きだった。自分が踊ったり絵描いたりすると思ってもいなかった。だけど子供の頃好きだった。小学生以前、多分幼稚園の時から歌を歌ったり、体を動かしたり、絵を描くことが好きだった。けど、いつからか評価のためにそれらを行うことになって、あんまり好きじゃなくなった。美術の成績とか全然良くなかったし、何かを作り上げるってことがどうも飽き性だから出来ないと思ってた。けど、その瞬間に居続けることは好きらしい。好物らしい。やめられないらしい。ちょっと中毒なんじゃないかとすら思えたりする。だからやめられない。最初はやめられると思ってたけど、やめられません、抜け出せません。それが芸術なのかもしれない。なんの話しかわからんけど、だけど自分にとってのお守りで、おくすりで、必要なものだったりする。生きていく上で必要な栄養で、それがないと、自ら実行しないと、枯渇してしまう人間がいるらしい。それはどうやら私らしい。

 絵を描いたり、歌を歌ったり、踊ったり、決められた何かに向かうことじゃなく、その瞬間の感覚を元に生み出したり、存在し続けたりしてみる。イメージはあるのだろうか?と思ったけど、イメージはそんなにない気がする。だから感覚を頼りにする。イメージは大抵崩れて行く。人間の頭で考えてるものって、案外脆いし、大したことじゃなかったりして、自分をドキドキさせる場所には連れて行ってくれない。だからもっと深く自分を味わおうとする。それをさせてくれるのが芸術ってやつらしい。表現ってやつらしい。多分一般的なそれとは違う気がしてる。ただ自分を楽しませるためのもの、自分を味わうためのもの、輪郭を作り出し、ぼやけさせて、消えて、なんか蒸発しちゃうもの。それなのに何度も現れて、立ち込めていくもの。なんか適当なこと書いてるようにも思えるし、正直なようにも思える。それで幼児教育を自分に与えたいのは、僕は原始的な、生まれたばかりの、初めての、最初の感覚を味わい続けたいからで、何度も何度も生まれていて死んでいて、常に新鮮で、新しい世界で、だけどそれはもともと過去のもので、今出回ってる新しさじゃなく、過去の解釈を新鮮にしていくようなもので、それは頭で理解できたのか、言葉にすることができたのかは置いておいて、体が、感覚が喜んでいるかなんだと思う。なんというか「自分幼児教育」っていうのを毎日自分にしているのだと思った。絵を描くことが、なんとなく口ずさむうたが、現れる体の動きが、全部創作活動みたいなもので、それが必要な人間なのだ。そんな人がいてもいいだろうと思ってやってみてる。あまりに幼稚かもしれないが、幼児教育を自分にしてるんだからいいのだってことで。

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 昨日、夕方散歩に出かけて本屋さんに立ち寄った。入った時なんで本屋さんに立ち寄ったのか忘れてた。思い出してたら「自分に幼児教育したいんだよなー」と思い出して『驚くべき学びの世界 レッジョ・エミリアの幼児教育』って本を買った。画集的な感じで買った。子供の絵ってすごく惹かれる。それでなぜかその隣にあった『みっともない人体』も。

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 今日の絵。今日の自分幼児教育。音楽はcLOUDDEAD流してみてたー。絵のお供。珈琲は自分で焙煎したコロンビアとブラジルの深煎りの豆混ぜて淹れた。

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日記的な感じかなー。