いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

即興のこととか徒然

 即興でやる意味みたいなのを見出そうとしているところがあり、そんなことしなくてもいいんじゃないか、何かないものを探そうとしているんじゃないかみたいなことがあったりもするのだけど、だけどそれは問いとしてあるものだから少し考えてみようかなと思う。口にすると少し変わってしまうし、書いたらそれが正しいのかと言うとそんなわけでもないし、ただ、いまは、少し思考が揺れてるたりするからそのまま書いてみようとしている。これは即興的に書いてるのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。流れてくるものに追いつけてるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

 即興でダンスをしたり芝居をしたりする。なんで即興を選んでるのか思い出してみると、暗記するのが苦手で、覚えることが出来ないから、即興だったら覚えなくて良いから出来るなじゃないかと思ったのが始まり。覚えられない、暗記が苦手っていうのは学校のテストが苦手だったからで、作文とかはスラスラ書けた。書いてる時の言葉が溢れてくる感覚とかが好きだった。添削されたのを見ても、よくわからなかった。誤字脱字とかがあって直されてることは理解できた。

 好きな世界観とか、芝居の感覚とかがある。それらを自分で作ろうと思った時に即興であることにこだわるは必要はあるのだろうか?と思っているのかもしれない。だから、なんというかダンスとか芝居がやりたいって思った時、その始まりが、振り付けやセリフがあると覚えられないから即興だったら覚えなくていいから出来るかもってことがことの発端であり、なんかその始まった時の意識はもう持っていなくても良いのかもしれないって思った。物覚えが悪いから即興やってるんじゃなくて、即興でやることに楽しさや面白さを感じてるから即興でやってる。もしかしたら振り付けがあったり、セリフがあったり、誰か演出家がいる中でやってみるのもいいのかもしれない。本当にやりたいかどうかとかは一旦置いておいて、もしかしたらそんなふうにやる時が来るのかもしれないし、即興でやれたらきっと出来るようになってる気がする。結局は自分で好きな世界とか空間を自由気ままに作りたいだけなのかもしれない。と言いながら、今度やるダンスの公演は振り付けはないにせよ、舞台に出るタイミングとかがあって、そういうことは覚えられてる。振り付けはないし、踊るときは即興であるけど、どの音のタイミングで舞台に出るとか、止まるとかそういうことは出来てたりする。

 だから学校での勉強とか、テストとか生活環境が苦手だったってことに未だに縛られてて「あれは出来ないからこれなら出来るかも」みたいな風に選択しているような感覚が嫌なのかもしれない。この表現方法が好きだから、楽しいから、もっとやりたいから選択している。何かが出来ないからじゃなくて、これが好きだからって感覚の方が嬉しいし、好きだなって思った。

 だけど本当に苦手で出来ないから、出来ることをやってるで良いのかもしれない。出来ないことを無理にやる必要もないなとも思うし、好きだと感じていることを伸ばせるのが良いと思う。だけど好きな世界観を作りたいと思った時に、作り込もうとした時、即興の表現でそれが出来るのだろうか?欲しいのは枠組みのことかもしれない。枠組みを作りたいのかもしれない。設定は作りたいとかそういうことなのだろうか。本当に何もないわけじゃない。何かはあるし、しっかり準備する。そうやって即興的に表現する。

 絵もそうだと思った。絵も明確なイメージや写実的に描くわけじゃない。そうやって描けないから、自由に描いてみようが始まり。その最初の設定がもう今持っている必要がないのかもしれない。感覚を使って、体を使って、音楽があって、その時あるものを使って描くし、それが好きなのだ。

 最近ダンスとか芝居とかをしていてイメージが出来るようになってきててその瞬間が嬉しいなと思った。自分の中にあるものを使って遊べるみたいな。しっかりとちゃんとしたものをイメージしようとすると何も出てこないけど、体とか、言葉とか、人とか、音楽とか色々なものの中で瞬間的に見えないものが見えた時に喜びがあるように思った。ちゃんとを使い始めると何もかもがこぼれ落ちて、何もなくなる。

 しっかりと作り込まれた創作活動が素晴らしくて、正解ってわけじゃないのだと思った。自分で優劣をつけているように思う。即興であることが上とか下でもないし、そうやって自分を窮屈にしてる。好きなものはどんどん集めたら良いし、真似したら良いし、取り入れてみたらいい。好きの反応、いいなと思う反応自体が自分のものなのだから、それらを全部使って作ってみたらいい。そのための練習をいつもしてたらいい。いつも瞬時にその世界へ自分を連れて行けるようにしたらいい。なんにせよ作り続けるのだ。そこで今関わってくれる人がいたり、一緒に作ろうと言ってくれる人がいて、なんか豊かになってきたじゃないか。一人でこもって作って生きてくしかないと、世界を断絶してみたり、絶望してみたけど、人と一緒に作っていくこともすごく楽しいから、過去の自分に対して、今の自分は一人で作るだけじゃなくて、みんなで一緒に作ることもやりながら楽しんで生きてるところを見せてあげたいのかもしれないなって思いました。

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 即興で作ることが好きだからやってて、一人だけじゃなくて誰かと一緒に作ることも好きだからやってて、最近はイメージが浮かぶようになって楽しい。みたいな。