いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

ラーメン食べてたら秋になったみたいな日。

 いんやぁ〜疲れたんわーんなんて言ってたら、ねー疲れるよねこの気候の変動だと〜なんて言われて、あ、いま独り言でしたなんて言いながら、天気に体をなじませるというか、変化して行くものにちっと待ってくださいなぁって感じでもありながら、太陽堂で醤油ラーメン食べる。夏の〆だ〜なんて言ってかき氷食べた。レモン塩。この前はあんず食べた。だいたい制覇している気がする。行きつけのラーメン屋さん。

 食べてたら雨が強くなってきた。天気の話をしながら、この前雷すごかったねーとか話したりして、それで温まった体を、少し汗ばんだ体をばっちりかき氷で冷やして外に出たら随分と気温が下がってて、多分お店にいたの30分くらいだと思うのだが、こんなにも一気に秋になるものか、と思いながら、それで雨降って寒いし美術館やっぱバスで行こうかーと言いながら駅前まで歩く。バスの時刻表を見たら1時間に2本程度しか来なくて、次のバスまで15分くらいあって、なんか雨で濡れたのもあってバス乗ると寒いかもねーとなって、そのまま歩くことにした。

 極力人混みを避けながら歩いて、わりかしどこも道が狭いから、プラス傘あったりすると道路はみ出しあいみたいな感じだったりするので、そういうこともありつつの、なんか勢いでサンダルで家出たんけど、雨の日ってもはや靴濡れちゃうから裸足の方がいいよねと思いきや、なんか雨の日のサンダルって足の裏に砂らしき異物がわりかし侵入してきて、あんまり良い感触ではなくて、それでもまあタオル持ってるから拭けば良いのだが、この侵入してくるザラザラとしたこの異物は一体どうしていつもこんな風に足の裏とサンダルとの隙間に入り込んでくるのだろうと相談したら、さあー砂じゃね?ってなり、そりゃそうかみたいなことを言いながら歩いて、やっぱりさっきのところ写真撮りたいと言って引き返したりしながら歩いた。

 神奈川近代美術館の鎌倉別館でやっていた沖潤子さんの展覧会に行ってて、miiさんはショック狩りにあったらしい。ショック狩りとは人の作品なんかをみて、羨んだり、くそーと思ったりする、その言い表しづらい、いろんなものが入り混じった感情的なものをショック狩りと言うらしい。作品は布や刺繍を使ったもの、窓枠なんかを使った額装、展示の空間はとても素敵だった。miiさんも布や刺繍なんかを自分でするからそう言う部分と比較が多少あったらしい。僕は僕で、僕には刺繍のような根詰めた作業はできないから〜ははは〜って感じで話してた。天井から吊るされている額、布から生まれる影とか、そのすこしの揺らぎとかがとても良くてしばらく座って眺めていた。紫陽花が好きだった。あと、いくつかの作品をつなぎ合わせた物もとても惹かれた。

 そういう僕も、そういえば最近比較の状態に入って辛くなったり、苦しくなってしまうことがなんどもある。特に写真に関して強く比較に入ってしまう。絵はだいぶその辺り和らいだ気もする。最近フィルムカメラ買ったのもあるかもしれない。いいの撮りたいみたいな欲求とか、フィルムの枚数に限りがあるから、無駄遣いしないようにとかどこかで思ったりしている。そういう部分が未だにある。もったいないとか、うまくやりたいとか、どこかで湧いてきたりする。そういうのも含めて、自分を縛り付けていたりして、それじゃ楽しくなくなるし、撮りたい時を撮れなくなってしまう。そんなわけなので最近の戦法は、今の自分で100点満点と呟いてる。いまそうやって湧いてること、比較していること、その状態自体も100点満点。直そうとしない、正そうとしない。湧いてきたものを100点満点と言ってあげる。油断すると嫌な気分が出てくる。だから今の状態で100点満点と言う。そうすると、そうだそうだそれでもいいんだってホッとする。そうやってホッとすると、生まれていた比較や抵抗なんかが和らいで行く。今日は気付いたら写真をたくさん撮ってた。あ、結構撮ってたな〜と少しもったいない精神が湧いてくるが、それも今の自分で100点満点としてあげる。ほしたらなんだかまた散歩したくなって、また写真撮ってみたいなそんなことをしてて、あなたは本当に散歩が好きなのねって褒められた。

 10月はインスタレーションの演劇、11月は毎年お馴染みになってきた子供たちとダンスするや演劇とダンスを混ぜて作品を作ることになった。そういうことが僕のスケジュールに入ってきて、やっぱり怖いなと思ったり、不安になる。めっちゃ楽しみだぜ〜!ってきっといつもそこまで思わないのかもしれない。そう思えないいまも100点満点ってことにしている。本当はワクワクしたり、楽しみで仕方なかったり、そういうポジティブっぽい状態を羨んだりするが、そういう弱さみたいなのも一緒にありながら、それでもなにか表現するってことができたらいいなって思う。不安でも心配でも堂々とそこに立っていれたらいいなって思う。

 今日は少しだけギター弾いた。周りを気にせずギター弾いて歌える環境に住みたいなぁ、なんて思った。