気づいたら夕方だったり昨晩のことだったり。
少しだけ昼寝するかと思ったら17時過ぎていた。外はまだ明るくて「いやいや17時なわけないべ」と、置き時計やパソコンの時間を見て疑うが、17時は過ぎている。日が伸びたなと思いつつ、外の空気を吸いに散歩。体の歩きたいペースはすごくゆっくりでそれでもあたまの中はどんどん先へ進もうとしている。どっちもありながら、からだのペースに合わせて歩く。少しヒンヤリとした空気があって、紫陽花がすこしずつだが顔を出していて、また季節が変わってるんだなぁみたいな気持ちになって、ハイキングコースを歩いてた時のことを思い出す。あれは6月で小雨が降っていて、数時間かけてmiiさんの実家まで歩いた。確か誕生日プレゼントだったと思う。誕生日プレゼントで数時間歩くってなんやねんって感じだが、何がともあれ楽しい時間ではあり、今にいながらもいろんな時間へ行っては感情が動いたりする。
昨晩はまさかの電車遅延で1時間半動けず。タクシー乗ったり歩いたりしても良かったのだが、その場に立ち止まってみようと思った。駅員さんに「電車が動くまで外で待っていたいのですが、スイカタッチするとお金余計にかかっちゃうのでタッチせずに出れますか？」と聞いたら一瞬作戦会議が開かれ証明書を出してくれて街をブラブラ。といっても23時の出来事で、店やってるんかいっておもったらラーメン屋とかマックとかは空いてて「これ時短営業の時だったらどうするんやろ」と一瞬思うた。立ち往生する前に電車が止まって、車内の電気と空調が落ちて予備の電灯だけになり真っ暗になった。緊急停止した場所が駅と駅の間で、すごく不安になる。なんせ携帯もないから「連絡取れないじゃん、もしここから何時間も動かなかったらどうしよう」とかとか言い出したらどんどん不安は溢れてくるのだが「アトラクションだぜ〜！いえーい！」と意気揚々とはしゃいでる人もいて「ジョーカーが出てきたらどうする〜？マジこえーーー」とかいうてて「ん？ジョーカーって人殺すやつ？むちゃん怖いやん。どうしよう。こわいこわい。ぴえん」な精神状態になっていた私。なんの話や。何がともあれ不安になったのだが、大きな声で恐怖を喜んでいたのは彼らだけで、みな平然としていた。スマホいじったり、スマホいじったり、写真撮ったり、スマホいじったり。画面越しの安心て確かにあるよなーと思う。体の不安から少し離れられる感じがする。だけどスマホのない僕は浅い呼吸を感じたり、緊張や不安のあるからだを感じたりして数分過ごし電車は動き出したのでした。
そんなわけで運転再開までの時間何をして過ごそうかと考える。当初23時50分に運転再開予定だったので、時間は50分。なんかラーメン食うかってなる。その日の夕方にT内がにんにくたっぷりのまぜそば食べたらしく、なんかラーメン久々にがっつり食ったるぜ〜！な気持ちになる。選択肢は家系か二郎系である。久々の二郎系に血が騒ぎはじめる。あの頃僕たちは来る日も来る日も池袋と要町の間にあるラーメン大に通っていたではないか。おかげで体重増えまくりで体重たかったではないか。のこの緊迫した状況で血が騒いだのである。久々にやってやろうじゃないかってことで当時のテンションのまま大盛りでにんにく抜きであと普通的な感じと生卵別盛りで注文し、いざ食す。2、3口食べて割と満足し始める。懐かしさとともに体の変化を感じて「こんなに食えねぇや〜」ってなり三分の一くらい残してごちそうさました。ただなんだか久々にやってやったって感じがして嬉しかった。なんだろう。やってやったって感じなのだ。悪いことしたぜって感じがたまにあるといいじゃないか。ハメをはずすってことかしらね。お口直しにファミマで炭酸水買って駅に戻る。50分ごろになって電車が到着したので座って待ったが結局動き出したのは0時半近くで帰宅は1時ごろになった。そりゃ今日眠いよな。
電車を待っていた1時間半って時間の流れがすごく早かった気がしている。立ち止まるっていうことができたのもなんか良かった。ノートを開いて、思いを巡らせてすこしその場にいてゆっくり出来た気がして、自分で選択してそうできたのがなんかよかった。
昨日はなんだか濃厚で朝はうみらのオーセンティック･ムーヴメントがあり、午後は渡さんのワーク行ってた。それぞれの時間、その時に集中していた。いまあまり体に記憶が残っていないのは夜の電車遅延でその日のことを思い返す時間がたっぷりあったからだと思った。だからそれらの出来事が消化されて今にいる気がした。その感覚ってすごく大事だなと思い、ひとつひとつを消化不良にしないように心がける、だが時に寝かせておくことも必要で、そのひとつひとつが自分はどんな風に出来たら、居れたら、やれたら心地よいだろうと自分に問いかけていくことだろうなと思った。晩御飯はお米炊いて、ほうれん草のソテーとこんにゃくの煮物作って食べようかと思うのでした。
