いめーじのなみもり

Koji Mizoiの日記帳。

4時間で行って帰ってくるみたいな日。

 昨日ふと、あ、明日六本木でやってる写真展見に行こうと思って見に行ってきたのですが、何がともあれ都会だなーと思ったりして、何をもって都会なのかと思うのだけど、独特のカルチャー的なのが合流していて、入り混じってて、それでいて高い建物が連なってるみたいなそんなことを都会というのか?と思いつつ、フジフィルムスクエアでやってる植田正治さんの写真展を見てきた。近くの画材屋さんでチラシが置いてあって、いい写真だなーと思って気になってて、いくタイミングを見計らってたのだが、昨日その熱が急にきたから弾丸で行ってきた。ほとんどどこも立ち寄らず、ミッドダウンの裏側にある公園を少し散歩して、帰りは新橋までバスで行こうと思って、バスに乗って、電車はグリーン車に乗って、なんかいろんな感情というか気持ちが出ていたから、ノートを広げて、途中スタバで買ったアフォガードフラペチーノ飲みながら、都会に身を置いた自分の気分の波の激しさとか、絶望としたかと思えば途端に悦の状態に入ったりみたいな、なんだか躁と鬱の波を短時間で行ったり来たりしてる感覚のそんな状態を振り返ってみたりして、写真展のすぐそばに展示してあった歴代カメラを懐かしいな〜と言いながら眺めていたおじさま、おばさま方が、ミッドタウンのタワーのガラス窓に映る風景や、水の流れている、ミッドタウン内で流れている、水の流れゾーンをワイワイとスマホで撮影している姿を見て、なんだかとんでもない衝撃を受けたというか、え、写真好きのおじさま、おばさまはやっぱりフィルムカメラなんだろうと思ってたら、俄然スマホを駆使していて、スマホ持っていない、最近90年代のフィルムカメラ買った僕は衝撃だったりして、なんだか複雑な気持ちでもあって、ザ・東京みたいな、どこに行ったら良いかわからない東京みたいな、突然しんみりしてくることもあるけれど、それでもちょっとの自然とか、空とか、人の生活というか、そういうものを少し離れて見れるようになって、なんだか生活が身の丈に合ってなかったのかなとか、どちらかというと都会に馴染めなくて逃げ出した感覚もありながら、ああでも大事にしたいものってなんか植田正治さんの写真のような風景というか、懐かしさというか、いわゆる派手な、アートな奇抜さみたいなものではないのかもしれないが、なんだか楽しい気持ちになりますねって感じではないのかもしれないけれど、その儚さみたいなものを自分は作るのだろうし、そういう方向にどうしたってベクトルは向くのだと思った。楽しいのも好きだけどもさ。

 えー、というわけでね、東京にやってきたわけですがね、なんとレンズ買っちゃおうかと大興奮なわけですが、大体30万、40万はすると思うんですけど、きっといい買い物だと思うので、みなさんもぜひ自分にあったレンズ…を…ね、あ、みなさんもぜひ自分にあったレンズを見つけてみてくださいね。それでは今日はこの辺で、じゃあね〜。と最後は声が小さめで終わるおそらくユーチューバー的な撮影の声が響いておりましたがね、おおこれがユーチューバーか!と初めてのユーチューバー撮影に耳そばだててみたのですけど、いわゆる編集的なのを駆使してるんだなって思って、ユーチューブでおしゃべりしている人って、時折、画面細かく切れてたりして、そうやって編集してるんだなって思って、今まさにその編集点を目撃したことに衝撃だったりしたわけで、間違えたとか、失敗したとかまったくなくて、途切れた、噛んだ、いい間違えたら数秒何事もなかったように戻ってまた何事もなかったように、繋がってるように喋るんだみたいな、なんかこの時空超えてる感というか、数秒を行ったり来たりしながら、映像は作られてるんだみたいな、というかここ撮影して良いんだみたいな、そうか作品が写真撮っちゃダメってことかみたいな、撮影禁止の看板と、そのすぐ近くの撮影できるらしきゾーンの境目に挟まれた今、目の前の写真に釘付けだったんですけど。

 帰りの電車に揺られながらまさか演劇やるなんて思ってなかったと思って、なんか一番遠い場所にあったものをなんでかやってるなと思ったりして、大きな声を出すのそんな得意じゃなかったり、第一そんなに人と話しすることが得意ではなく、その分書き言葉みたいなものはあふれていて、声にすると、その発話することでなにか大事なものがこぼれてしまうみたいな、なんか違うことを言ってしまうみたいなそういうことってあって、だからどちらかといえば絵とか写真とかそういうことを一人でしてるのも好きで、ダンスだったら発話がないからそれはそれで楽しかったりして、だからなんというか演劇というものが何よりも自分から遠いものであるような気がしていたのに、なんでかせっせとやろうとしてたりして、だけどそんな遠いままでも何か作れるんじゃないかなみたいな、遠いままの演劇が自分なりの演劇なのだとしたら、もう少しわがままにつくってみようかと思ったりしながら帰ってきたら、ちょうどよくmiiさんが駅まで迎えにきてくれて、ルルさんで小麦粉使ってないぜなチョコケーキ買って、ファミマでコーヒー買って、図書館で予約してたちはやふる川内倫子さんの写真集受け取って、帰ってきたのでした。

 六本木向かうのに湘南新宿ラインに乗って、恵比寿で乗り換えたのですが、日比谷線東武動物公園行きの電車だからなのか、座席がなんでか手すり付きになってて、今こんななってるん?という衝撃ともしかし指定席なんか?手すりは二席感覚でついてるから隣に座るの失礼なんかと大いに困惑したのでした。弾丸で行ってくるぜーと言って行きの電車に乗ったの14時ごろ。帰ってきたの18時過ぎ。結構弾丸もよかったっす。